2012.12/08 [Sat]
こどものホスピスプロジェクト

5年前の10月に「こどものホスピスの交流セミナー」がありました。
この年は、新型インフルエンザが大流行した年です。
当初5月の予定が、インフルエンザのために延期となりました。
そして開催日の10月7日、大阪は台風の大嵐でした!私はずぶ濡れになりながら会場の中央公会堂に入った事を覚えています。
嵐にもかかわらずたくさんの方が来られていました。
私の友人も何人かこのセミナーに参加されていました。
私はその時すでに緩和ケアで、アロマトリートメントを実践していましたが、「こどものホスピス」についていの知識はまったくなく、この時はじめて聞きました。
「こどものホスピス」は、通常の病院にある「ホスピス」とは少し違うものなのです。
「こどものホスピス」の子どもたちは、小児ガンのこどもと思われがちですが、実際には小児ガンの子どもは全体の1割ほどだそうです。
その他の子どもたちは、神経筋疾患、代謝性疾患などのガン以外の進行性の難病の子どもたちです。
『ホスピス=死を看取る場所』と思われがちですが、「こどものホスピス」はレスパイトケアが中心となっています。
普段は自宅で生活している難病の子ども達が、時々やってきて遊ぶ場所、寛ぐ場所なのです。
日々介護をしている家族(両親、兄弟)も一緒に来て休む場所なのです。
家族は一緒にやって来ますが、子どもと一緒に過ごしても良いし、子どもを預けて自分の時間を持っても良いのです。
こどものホスピスのお話しを聞いて、「アロマテラピーでできることはたくさんある!」と思いつつも・・・そのままになってしまっていました。
が、先日「子どものホスピスプロジェクト」の看護師さんからご連絡を頂き、お会いしてきました。
その方といろいろお話しをさせて頂きました。
お話しを聞きながら、アロマセラピストとしてできることをいろいろお話ししました。
そして今日!初めてプロジェクトに参加してきました!
と言っても、あまりに急なお話でしたので(お会いしたのが4日前!)、私がひとりでできるクラフトをさせて頂くことにしました。
今日はクリスマスのイベントでした☆
会場に着くと、たくさんのボランティアの方々が準備をされています。
その数は私の想像以上の人数でした!
今日参加されているご家族は5家族でしたが、サポートの方々は30名近くいらっしゃったと思います。
みなさんテキパキと準備をされていました。
10時になって、まずは音楽療法が始まりました。子どもたちはみんな楽しそうに歌を歌っています♪
ジングルベルや赤鼻のトナカイさん!思わず私も歌ってしまいそうになりました。
そしてその後子供たちは兄弟と一緒に、ボランティアの人たちと遊びの時間です。
子ども達が楽しく遊んでいる間、お母さんとお父さんには別室に来て頂きました。
いつもの慌しい時間から離れ、少しリラックスしてもらうというコンセプトで、少し離れたお部屋でアロマクラフト作りをして頂きました。
『今日は小難しいお話しは一切なし!ただ香りを楽しんでもらえるように!』と、言われました…が、まったくなしとはいきませんので、注意事項などは簡単にお話ししながら進めました。
若いお母さん、お父さんがアロマの香りを楽しみながら、アロマスプレーとバスソルトを作っていかれます。
みなさん明るく元気な方々です。
「このバスソルとは誰にも使わせないわ!」と嬉しそうにされている方もいらっしゃいました(笑)
私が普段病院のホスピスでお会いする家族の方とはまったく違った印象でした。


参加されたご家族の感想は・・・
「こんな時間を作ってもらって嬉しいです!」
「何回か参加したけど、アロマなんて初めて、今日は来てよかった!」
「いつもこんなのがあれば、私たちは嬉しいです。」
「私にクリスマスプレゼントをもらえるなんて幸せ!」
などのお声がありました。
そして来年から私もこのプロジェクトに、「アロマテラピー」で参加しようと考えていいます。
アロマでいろんなことが出来ると思います。
クラフトやハンドトリートメント、ハーブティを楽しんで頂いたり・・・
イベントなどでもアロマを積極的に行なっていけたらと考えています。
そこでこのプロジェクトに、ご協力いただける方を募集したいと思います。
やってみたいと思う方はメッセージお願い致します!
特にフィッシュの卒業生のみなさん!ご協力いただける方は、連絡下さいね!
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